英会話を勉強していてもなんだか伸び悩んでいる感じがし、スランプ状態に陥ることはしばしばあります。
英会話のレベルは数字で表すことが難しいので、自分の英会話が上達しているのかわかりにくいのも一つの要因です。
このようなスランプから抜け出すためにおすすめしたいのが、「英語の本を読む」という方法です。
ここでは、英語の本を読むことをおすすめしたい理由についてご紹介していきます。
1.英語の知識が一気に増える
英会話を上達させたいと思う人は、どうしてもスピーキングやリスニングばかりを勉強してしまいがちですが、実はリーディングもとても重要なのです。
言語を学ぶうえではリーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4つの要素すべてが大切なのですが、英会話を勉強しているひとは「会話ができるようになりたい」という気持ちが先行してしまい、リーディング、つまり「読む」という要素が不足していることが多くなっています。
英語の本を読むことで、英語の文章から英単語やフレーズなどの多くの知識を得ることができます。
スランプを感じているときこそ、英語の本を読んで知識量を増やしましょう。
2.視覚的に知識を得ることができる
リスニングは聴覚的に情報を取りいれますが、英語の本を読むことは聴覚的なアプローチになります。
一般的に、私たち人間は聴覚的に情報を取りいれるより視覚的に情報を取りいれるほうが記憶に残りやすいと考えられています。
よって本を読むことで、より多くの情報を知識としてインプットすることが可能になるのです。
英会話に伸び悩んでいる時期だからこそ、聴覚ではなく視覚という新しい刺激でインプットしてみてください。
3.英語で考えることを習慣づけられる
私たち日本人は、英語を読むときや聞くときに自然と英語を日本語に脳内で変換してから意味を理解する思考経路が身についています。
英会話でも英語からの日本語変換をするクセが抜けないと、会話を理解するスピードが遅くなり、また自分が英語で話すまでのスピードも遅くなってしまいます。
英会話を上達させるには英語を日本語に変換せずに、英語を英語として理解することが重要です。
英語の本を読むということを繰り返していると、英語を英語のままで理解するスピードが鍛えられ、この思考が習慣づけられます。
そして、英会話でも相手の話している内容をいちいち日本語に置き換えなくても理解することができるようになり、会話のテンポもスピードアップします。
4.勉強方法が変わることでモチベーションを保つことができる
毎日同じような勉強でリスニングやライティングを学んでいると、モチベーションを保ち続けることが難しくなります。
特に、英会話のレベルがある程度まで達してしまうと飛躍的にそこからレベルが上がったと感じることはなかなかなく、伸び悩みを感じてしまうのです。
このようなスランプに陥ったときこそ、新たな勉強方法で学ぶことを試してみてください。
マンネリ化していた勉強方法を変えてみることで、新たな刺激が得られモチベーションを保つことが可能になります。
英語で読む本を選ぶときには自分が興味を持つことのできるジャンルから選ぶのがよいでしょう。
日本語で本を読むときと同じように、自己啓発本が好きな人は自己啓発本でも構いませんし、小説が好きな人は自分の好きな小説のジャンルを選んでも良いと思います。
英語の本の読書は少しずつ読み進めるという方法でもよいので、とにかく毎日続けることを目標にしましょう。
慣れるまではいきなり英語の本を読むことにつらさを感じるかもしれませんが、継続することで習慣づいていきます。
5.英会話のときに文章で話せるようになる
英会話で自分が発言するときに、これまでは英単語をいくつか羅列することでなんとか相手に言いたいことを伝えていた人も英語の本を読むことにより、英語の文章で会話をすることができるようになります。
英語の本を読書することで、
英語の文章を覚えたり、文章で理解したり考えるクセがつくからです。
リスニングでは多少わからない部分があっても、前後が聞き取れればそのまま聞き流してしまい、後になってどの部分が自分が分からなかったのかも分からないということがしばしばあります。
一方、リーディングは、目で文章を追いながら読み進めていくので、自分が理解できない部分を明確にすることができます。
一見、英語の本を読むというリーディングは、
英会話の上達にはあまり関係がないかのように思われますが、文章で英語を話すという英会話の能力を確実に上達させる練習になるのです。
まとめ
英語の本を読んでリーディングを鍛えることにより、英語の知識は増え、英語の文章をそのまま覚えることができたり、英語を日本語訳に変換せずとも英語のままで理解できるようになります。
これによって英会話も上達することが大いに期待できますので、ぜひ自分の英会話の上達に伸び悩みを感じ、英会話の学習に行き詰ってるひとは英語の本を読んでみましょう。