英会話を勉強するひとつの方法に留学がありますが、大人になって仕事があったり、家庭をもっていたりすると、留学はとてもハードルの高い勉強方法ですよね。
英会話の勉強方法は留学だけではありません。今すぐ始められる勉強方法もあります。
ここでは、英会話が学習したくても英語力に自信がない、中学生レベルの知識しかない、などのお悩みをお持ちの方に英会話の勉強の始め方をご紹介したいと思います。
継続は力なり
「継続は力なり」という言葉がありますが、英語の勉強においても同じで、英会話ができるようになるには、毎日英語の勉強を続けることが大事です。
数ヶ月など短い期間で英会話は身につくものではありません。
毎日数十分単位の短い時間でもよいので、日常生活の中に英語の勉強を組み込めるようにしましょう。
自分に合った目標設定を
目標を設定することで、勉強への意欲・モチベーションを髙く保つことができます。
このときの目標は高くしすぎても、低くしすぎてもいけません。
目標設定が高すぎると、目標に到達するまでの道のりが長く、途中で英会話の勉強が挫折してしまう可能性があります。
逆に、目標設定が低すぎると、あっさり目標がクリアできてしまうように思え、勉強へのモチベーションも低くなる可能性があります。
自分に合う目標設定のやり方の一例をご紹介します。
1.長期的な目標を設定する
ただ英会話ができるようになる、という漠然とした目標ではなく、英会話ができるようになったらどういうことがしたいか、具体的にその先のなりたい自分を想像してみましょう。
英会話ができるようになって、字幕なしで映画を観たい、ビジネス英会話を身につけて、外資系企業に就職したい、など何でも構いません。
今どれだけ自分が英会話ができるようになるかは関係ないので、長い目でみて考えたときの、最終的な目標を好きに設定してみてください。
そうすることで、自ずと英会話の勉強の方向性もはっきりしてきます。
2.短期的な目標を設定する
長期的な目標の前に、長期的目標につながるような短期的目標を設定します。
この短期的な目標のポイントは、今の自分の実力を考慮に入れたときに達成することが可能な目標を設定することです。
具体的には、例えば長期的な目標が「ビジネス英会話を身につけて、外資系企業に就職したい」という目標であれば、短期的目標として「今月までに英語のビジネス本を1冊読む」といった目標が考えられます。
この目標でも今の実力では難しいようならば、「今月までに文法の本を1冊勉強する」といった目標でもいいと思います。
長期的目標につながる短期的な目標を積み重ねることで、長期的目標達成のための道すじを作っていきましょう。
3.毎日の行動目標を設定する
短期目標を設定したら、その目標達成のために必要な毎日の行動目標を設定しましょう。
日々の勉強の積み重ねが目標達成につながります。
1日に学習する量や時間など、毎日できる無理のない行動目標を立てて、勉強を習慣化するようにしてください。
自分の実力を把握しよう
自分の実力を把握していないと、自分のレベルに合った勉強がわからず何から手を付けていいか分からなくなってしまいます。
まずは自分の実力がどれくらいなのか、客観的に確認してください。
こちらは、英語力を診断してくれるサイトです。
⇒ https://uwl.weblio.jp/vocab-index
会員登録の必要もなく、無料で診断できるので是非試してみてください。
英語の勉強を開始する前に、自分が現時点でどの程度の英語の実力を持っているのか把握することができたら、自分に合った教材も選びやすくなります。
早速英語の学習をはじめてみましょう
ここからは英語の学習をはじめるための具体的な準備をご紹介します。
1.基本的な英語の勉強からはじめよう
英会話の実践練習は大切ですが、基本的な英語の勉強ができていないうちからいきなり英語を話す場所で実践することはおすすめしません。
まずは、基本的な英語の勉強をおこなってください。具体的には、単語や文法を覚えたり、リスニングやスピーキングの基礎からはじめましょう。
特に単語や文法を覚えることは英会話を勉強するうえで重要になります。
独学で十分に英語の基礎知識を学習してから、次のステップに進むようにしましょう。
2.自分に合った教材を選びましょう
英会話を学習するうえで大切なことのひとつは、自分に合う教材を選択することです。
英会話の学習には、オンライン教材や書店で買うことのできるテキスト、聞き流すだけで英語が話せるようになると宣伝されているリスニングCDなど、様々なものがあります。
その中で自分に合った教材を選択するのは難しいことです。
気合いが入ってたくさんの教材を買ってしまいたくなる気持ちはわかりますが、まずは何か一つのものからはじめましょう。
今の時点での自分の英語の実力を診断したあとで、いくつかの教材を見てみて、「自分に身についていない知識が含まれているけど全く手が付けられないほどわからない内容ではない」、そんな教材を見つけてください。
単語だけでなく、会話で活用できそうなフレーズも含まれている教材をおすすめします。
英語の教材は多岐に及ぶので、海外旅行やビジネス、日常会話など、自分の興味のあるジャンルや目標に近いジャンルを選択するのも一つの方法です。
3.隙間時間を活用しましょう
どんなに忙しい人でも全く英語を勉強する暇がないという人はなかなかいないはずです。
1日の終わりの時間じゃなくてよいので、通勤時間やお昼の時間など隙間時間を勉強に活用するようにしましょう。
毎日何時間も勉強する必要はありません。ほんのわずかな10分単位の隙間の時間でよいのです。
逆に、1日に何時間、という目標を立ててしまうと、なかなか時間を作れず途中で勉強が続かなくなってしまうことが考えられます。
英会話の学習には、毎日の積み重ねがとても大事なのでとにかく毎日勉強をすることを習慣化してください。
4.リスニング力を上達させましょう
英会話を勉強するうえで、もちろん英語や文法といった基礎勉強は欠かすことができませんが、リスニング力を高める勉強も重要です。
一概にリスニング力を高めるといっても、どんな勉強をしていいかわからない人もいると思います。
聞くものは、海外ドラマや映画、海外のニュース、なんでも構いません。
聞き取れない部分があるときは、海外ニュースのポッドキャストなどは文字起こしされていることもありますので、ぜひ活用してみてください。
わからないところは、教材などで文法やイディオムについて調べ、何度も繰り返し聞いて文章全体の流れを把握するようにしてください。
慣れてくると、文法や言い回しが分かるようになってきます。
5.実践英会話で試す
リスリング力がついたら、いよいよ実戦での英会話にチャレンジしてみましょう。
最近では、英語だけで交流する交流会などがカフェで開かれたりしているので、そういった機会を活用するようにしてください。
このような場所では、みんな慣れていることもあり、相手にあわせてゆっくり会話をしてくれる人も多いので安心です。
せっかくの実践練習なので、単語で会話をするのではなく、きちんと文章になるように会話をしてみましょう。
まとめ
英会話を確実に身につけるには、少しの時間でいいので毎日コツコツ勉強を積み重ねることが大切です。
今回ご紹介した英会話の勉強方法は、これからはじめて英会話を勉強しようという方向けの方法です。
焦らず、まずは目標を設定し、自分に合った勉強方法で長く続けていけるような勉強をしましょう。