英語は現在では世界で必須の言語ツールです。
社会人になってから英語を話せるようになりたいと思っても、なかなか英語の勉強に充てる時間をつくることが難しいと感じる方は多いでしょう。
しかし、国際社会を生きる社会人として、英語を話せるようになることは必須のスキルです。
ここでは、忙しい社会人のために、効率的に少ない時間で英語を勉強する方法をご紹介いたします。
社会人にとって英語が必要な理由
なぜ社会人になってから英語を勉強しなければならないのか、それには大きく3つの理由があります。
1.英語は世界の公用語になっているから
英語は今やグローバル社会ではなくてはならない言語ツールで、多くの企業がメールや会議で英語を取りいれています。
例えば、ユニクロや楽天などです。
この傾向は今後も増加していくと考えられ、外資系企業でなくとも、英語が話せることが求められていく傾向にあるといえます。
2.高い英語力を社員に求める企業が多くなっている
英語のスキルはTOEICの点数が参考にされることが多く、TOEICの点数が600点以上というのがだいたいの基準になります。
大学生のTOEICの平均点数は約450点なので、大学生のときよりも英語のスキルをもっと磨く必要があるのです。
3.英語のスキルでキャリアが左右されることがある
TOEICの点数が600点以上というひとつの基準がありますが、もちろん点数が高いほど社内評価は上がります。
直接的に、昇進や昇格などのキャリアアップの判断基準として採用する企業も増えています。
これは、逆に言うと、TOEICで高得点を取れないレベルの英語力ならばキャリアアップが難しくなる可能性があるということでもあるのです。
社会人としてよりキャリアアップして上を目指したいのであれば、英語を勉強する必要があるでしょう。
どれくらいの時間と期間が必要なのか
仕事で忙しくなかなか英語の勉強に割く時間がない方も多いでしょう。
しかし、どんなに忙しくても30分でいいので英語を毎日勉強する時間を作ってください。
これを半年続けただけでも、かなり英語は上達します。
ちょうど人の集中力が続くのは30分程度だと言われているので、この時間集中して英語の勉強に取り組むようにしてください。
1日の学習内容
英語の学習に慣れていない初心者とすでにある程度英語ができる上級者では、必要な学習内容も異なります。
それぞれに必要な学習内容についてご紹介します。
1.初心者の学習内容|まずはリスニングを鍛える
英語の学習に慣れていない初心者の方は、まずはリスリングを重点的に勉強してください。
とにかく、耳で英語を聞くことによって耳を英語に慣らすことが大事です。
いきなり問題集をやったり英語の本を購入したりする必要はありません。
日本語でもそうですが、赤ちゃんが日本語を話せるようになるまで、まずは周りから聞こえてくる日本語を聞いて学習していくのです。
英語も同じで、まずは耳で聞くということを1日30分間の勉強内容として取りいれてみましょう。
具体的なリスニングの勉強方法としては、「シャドーイング」という方法があります。
シャドーイングは、聞こえてきた英語をそのまま追いかけて、自分で同じように発音してみる方法です。
英語の音源はyoutubeやアプリなどなんでも構いませんので、1回目は何も見らずにただ音源だけを聞いて全体の意味を把握するようにしてください。
次に、もう一度再生して何も見らずに今度は自分でも発音してみます。
途中で詰まっても、そこで止めずに最後まで発音するようにしてください。
このときレコーダーなどで自分の声を録音しておくといいでしょう。
それから、録音した自分の音声を聞き比べて、詰まったところや発音がわからなかったところ、聞き取れなかったところを確認してください。
その後、英文を目で見てまたわからなかったところを確認したり、文章の内容への理解を深めます。
そして最後に、また英文を見らずに再度シャドーイングをします。
これを繰り返すことで、英語を話すときの発音や抑揚と強弱のつけ方などがだんだんわかっていきます。
2.上級者の学習内容|苦手を克服する
すでに英語の能力がある程度ある上級者の方は、自分の苦手なところを克服していくことに英語の勉強を充ててください。
例えば、文法が苦手な方であれば文法の問題集などを活用してひたすら文法を勉強したり、英語を実際に話すことが苦手な方であれば、英会話ができるツールを利用してネイティブの方と会話する機会をもちましょう。
ネイティブの方と英会話できるようなアプリもあります。
毎日苦手な分野の勉強をすることで、さらに英語を上達させることができます。
まとめ
仕事が忙しい社会人でも、1日30分ほどの時間を英語の勉強に充てるだけでも、毎日コツコツと積み重ねれば必ず英語は上達します。
今は、アプリなど便利なツールもあるので少ない時間で効率的に英語を勉強する方法として利用するのもおすすめです。